この記事で分かること
・青汁の効果
・青汁の選び方
・厳選おすすめ青汁
「青汁は苦くてまずいだけ」と思っていませんか?最近ではおいしく飲めるように工夫された青汁がたくさんあり、以前のように飲みにくいというイメージはなくなりつつあります。青汁は栄養豊富なので健康だけでなくダイエットやエイジングケアへの効果も期待できることから幅広い年齢の方が飲んでいます。
「青汁生活を始めてみたいけど、どんな効果があるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は気になる青汁の成分や効果、飲みやすくするための工夫などをご紹介します♡
1.青汁とは

■青汁とは
青汁とは緑黄色野菜を絞った液体で、原料にはケールや明日葉といった青い葉の野菜を使用しています。製法には加熱製法と非加熱製法がありますが、非加熱製法はビタミンCなどの熱に弱い栄養を壊さないようにじっくりとつくられているので、野菜の栄養を余すことなく取りたい方は非加熱製法がおすすめです。
■青汁のタイプ
青汁は水に溶かして飲むタイプや錠剤など色々な形で飲みやすいように販売されていいます。水に溶かして飲むタイプは水分と一緒に体に取り込むので吸収率が高いというメリットがあります。一方錠剤タイプはどこでも手軽に飲めるというメリットがあります。飲み忘れが多いという方は「錠剤タイプを持ち歩く」「時間を決めて飲む」など工夫し、出来るだけ毎日青汁を摂取するようにしましょう。
■野菜ジュースとは違う!
同じく手軽に野菜を摂れる商品として野菜ジュースがありますが、野菜ジュースに使われている野菜はニンジンやトマト、カボチャなど甘味の強い野菜が多いです。おいしくて飲みやすいですが糖分やカロリーが気になるといった方は、甘味のある野菜を使わずに作られている青汁にしてみましょう。青汁なら低糖質低カロリーなので毎日飲んでも気になりません。
2.期待できる青汁の効果
■エイジングケア
美肌効果のあるビタミンCやβカロチンを多く含み、抗酸化作用により肌の老化を遅くしてくれる効果があります。
■ダイエット
食事の前に青汁を飲むと食べ過ぎを防いでくれるのでダイエット効果が期待できます。また、青汁でビタミンやミネラルを補うことができるため、食事の量を抑えても体調を崩さずに無理なくダイエットができるというメリットがあります。
■血液サラサラ
食物繊維が含まれていので、血液中のコレステロールを下げてくれる効果が期待できます。
■便秘解消
便秘を解消するには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が必要です。青汁にはどちらもふくまれているので、続けて飲むことにより便秘の解消に繋がります。また腸内の善玉菌を増やしてくれるオリゴ糖も含まれているので腸内環境の改善も期待できます。
■むくみ改善
むくみには利尿作用のあるカリウムが効果的です。カリウムは体内の水分バランスを整え、余分な水分を体の外に出してくれます。青汁にはカリウムが豊富に含まれているので、むくみの改善にも役立ちます。
■ストレス解消
青汁の主成分ケールには「メラトニン」という成分があり、メラトニンは睡眠の質を向上させ良い眠りへと導いてくれる効果があります。睡眠の質が上がると次の日に疲れが残りにくくなります。毎朝スッキリと目覚めることができストレスの解消になります。
■生活習慣病の予防
青汁は生活習慣病の予防にも効果的です。青汁に含まれる食物繊維とバランスの良い栄養素のおかげで新陳代謝が活発になり免疫機能がアップします。慢性的な不摂生による体の不調を整え、体にたまった不要な物を外に排出してくれるので生活習慣病の予防にもなりますよ。
青汁の効果についてはこちらの記事でもご紹介しています♡

3.成分と栄養

では体に良いとされる青汁ですが、成分も気になりますよね。成分別に得られるとされている効果もご紹介します!
■ケール
もともとスペインで栽培され始め、ヨーロッパへと広がりました。ケールはキャベツの原種でとても苦みの強い野菜です。しかし野菜のなかではトップクラスの栄養をほこるため、昔から青汁の原料として親しまれてきました。ビタミンやミネラルの他、眠りの質を良くしてくれる「メラトニン」を多く含む野菜です。
■大麦若葉
体内の活性酸素を取り除いてくれる成分「SOD酸素」を多く含むため、美肌効果が期待できます。鉄分も豊富なので貧血や冷え性改善にも大いに役立ちます。食物繊維やビタミン、ミネラルが多く含まれているので悪玉コレステロールによる生活習慣病の改善も期待できます。ほのかに甘みがあるのが特徴です。
■明日葉
明日葉はセリ科の野菜で、美容と健康に良いとされる「クマリン」や「カルコン」が含まれています。「カルコン」はポリフェノールの一種で体内に蓄積された老廃物をスッキリと排出してくれる効果があります。ケールや大麦若葉には含まれていません。若干苦みがありますがクセがなく後味はスッキリとしています。
■桑の葉
桑の葉は蚕のエサとしても使用される大変栄養価の高い植物です。ビタミンやミネラルのほかカルシウムも豊富で100gあたりに牛乳の27倍も含まれています。また糖質を分解してくれる働きがあるので、体内の糖質を分解したり血糖値の上昇を抑えてくれます。口当たりが良くお茶としても販売されていますが、食物繊維が多いので飲みすぎるとお腹の調子が悪くなったりガスが溜まるなどの症状があるので気を付けましょう。
4.青汁の選び方

青汁を飲むなら続けやすいぴったりの青汁が知りたいですよね。青汁の選び方をご紹介します!
■飲みやすさで選ぶ
青汁で一番気になることといえば味ではないでしょうか。早く体調を改善したいからと苦手な青汁を飲んでいてもストレスになります。また「効果が実感できない」と飲み続ける事を途中でやめてしまいます。青汁は毎日続けることが大切で効果はゆっくり現れますので、飲みやすくて続けやすいものを選びましょう。
■効果に合わせて選ぶ
青汁の成分はケールや明日葉、大麦若葉、桑の葉などですが、それぞれに含まれる栄養価は少しずつ違います。自分がどういった効果を得たいのかを基準に選びましょう。
飲みやすくするため糖分が多めに配合された青汁もありますのでご自分の好みに合わせて選ぶのがおすすめです♡
5.厳選おすすめ青汁
【ユーグレナの緑汁 粒タイプ】

今話題のユーグレナは海藻類ですが、59種類もの栄養素を持っているということから健康食品として注目されるようになりました。粒タイプなので携帯しやすく青汁の味が苦手な方でも簡単に飲むことができます。

【タテホ化学工業 青汁 スムージータイプ】

原料は国内産の大麦若葉使用なので、生産地が気になる方でも安心して飲むことができます。味は飲みやすいフルーツ味だから毎日おいしく続けられるのがいいですね。


【ヤクルト 朝のフルーツ青汁】

色々な青汁が販売されていますが、この青汁はだれでも飲みやすいように作られているので幅広い年代の方に飲まれています。ジュースを飲んでいる感覚で健康を維持できるのが良いですね!


【キューサイのはちみつ青汁】

TVCMで有名なキューサイの青汁です。「ケールの青汁は苦い」というイメージがありますが、飲み続けられるようはちみつを加えました。はちみつのカロリーは砂糖よりも低く、ビタミンやミネラルが豊富なのでおすすめの青汁です。


【えがおの青汁】

抹茶をプラスすることでスッキリと飲みやすさにこだわって作られた青汁です。飲みやすいので青汁を始めてみようかなという人におすすめです。こだわりの原料の「長命草」と呼ばれる植物の成分をを配合しているというのがこの青汁の魅力です。


【ふるさと青汁】

無農薬、無化学肥料にこだわって栽培された明日葉の根っこ部分までふんだんに使って作られた青汁です。明日葉の他に大麦若葉や桑の葉も加えられ「抹茶のような爽やかな味」になっています。子どもでも飲めるほど口当たりが良いですよ!


6.効果を期待したいなら

■朝一に飲む
青汁の栄養素をしっかりと体に吸収したいなら朝一に飲むことをおすすめします。なぜなら人の身体は睡眠の間に大量の水分を失います。起きてまず青汁を飲むと体がすぐに吸収を始めるので青汁の栄養素が十分体内に行きわたるというわけです。
■便秘解消は寝る前に飲む
先ほどお伝えした通り、人は睡眠中に多くの汗をかきます。寝る前に青汁を飲むと睡眠中の水分不足を補えるだけでなく、豊富に含まれている食物繊維が寝ている間に腸内を掃除しくれるので便秘解消が期待できます。
7.青汁アレンジレシピ

■牛乳や豆乳に入れる
すこし苦みがある青汁は牛乳や豆乳に入れて飲んでみましょう。味がマイルドになるだけでなく、牛乳のカルシウムや豆乳のたんぱく質やイソフラボンなども一緒に摂れます。
■野菜ジュースに混ぜる
青汁は野菜ジュースに入れてもおいしく飲むことができます。家庭で自家製スムージーを作っている人は青汁を入れると栄養豊富な青汁スムージーができるのでおすすめです。
■ヨーグルトと一緒に
普段ヨーグルトをよく食べるという方はヨーグルトに青汁を入れるのがおすすめです。青汁に含まれる食物繊維体とヨーグルトに含まれる乳酸菌のダブル効果でさらに便秘解消が期待できます。
■はちみつをプラスする
水やお湯に溶いた青汁が飲みにくいという時は、はちみつやてんさい糖のような天然甘味料を少しプラスしてみましょう。天然の甘味料なら血糖の上昇も緩やかなのでおいしく続けられます。
■お菓子や料理作りに
青汁はお菓子作りにプラスすることもできます。インターネットで「青汁 お菓子レシピ」と検索すると、ホットケーキやクッキー、マフィン、プリンなど様々なレシピが紹介されています。お菓子に混ぜると青汁の苦みは気になりませんし、楽しく手軽に摂取できるので大変おすすめです。
グラタンやハンバーグ、お弁当の卵焼きなどに混ぜてもおいしく健康的に青汁を摂ることができます。青汁は飲むだけでなく幅広く使える素材としてたくさんの人がアレンジしていらっしゃいます。
8.気をつけること

■服薬中の人は医師に相談する
持病などによりワーファリンという薬を服用している方は青汁を飲む前に医師と相談してください。青汁にふくまれる成分によりワーファリンの効き目が薄くなる可能性があります。
■青汁に頼りすぎない
食生活の基本は野菜、魚、肉、炭水化物をバランス良く食べることです。「青汁を飲んでいるから大丈夫」と思うのではなく、足りない成分を補ってくれるための補助食品として意識しましょう。
9.まとめ

青汁にはビタミンやミネラル、食物繊維など私達が日頃から必要とする栄養成分がたくさん含まれています。貧血ぎみの方や寝ても疲れが取れにくいという方は今の食生活に青汁を取り入れてみてはいかがでしょうか。
すぐに劇的な効果は感じられなくても、続けているうちに「そういえば体調が良くなったかもしれない」という実感を得られるかもしれません。
今回ご紹介した青汁6種類は味や形など、それぞれの生活パターンに合わせて取り入れやすい物ばかりです。気になった青汁があった方はぜひ試してみてくださいね。
ライター:山本