フェイスラインの大人ニキビの原因!ホルモンバランスを整えて美肌に◎

この記事でわかること
フェイスラインの大人ニキビの原因
大人ニキビを治すために必要なホルモンバランスの整え方
おすすめの漢方などの飲み薬とスキンケア商品

フェイスラインにできる大人ニキビは、ホルモンバランスの乱れやストレスによる自律神経の乱れなど内的な原因が大きいもの。

つまりいくら丹念にスキンケアだけして外側を守っていても、身体の内側のケアを怠っているとニキビは防げません。

今回はスキンケアについても紹介しつつ、主にはニキビが出にくい身体を作るための方法や、ホルモンバランス改善のための漢方などの飲み薬についても紹介します◎

[dfads params=’groups=337&limit=1&orderby=random’]

1. フェイスラインのニキビの原因

出典:http://powerplate-tsukuba.hatenablog.com

おでこを中心とするTゾーンにできるニキビが思春期ニキビと呼ばれるものが多いのに対し、Uゾーンと呼ばれるフェイスラインにできるニキビは大人ニキビと呼ばれるタイプのニキビが多く、様々な原因があります。

 

■肌の乾燥や刺激

年齢を重ねるごとに、肌はうるおいを保つ力を失っていき乾燥しやすくなっていきます。

肌を守るバリア機能が弱まり、外的ダメージを受けやすくなります。これがいわゆる「大人ニキビ」につながります。

顔の中心部分はケアしていても「フェイスライン」まではカバーしきれてない人がいるかもしれませんが、むしろフェイスラインのほうが繊細で乾燥しやすい人も多いので、しっかりケアしていきたいですね。

また、乾燥が原因であるため、ニキビを早く治したいと洗顔すればするほど、必要な油分まで洗い流してしまい乾燥を悪化させてしまいます。

慌てず、きっちり保湿することを心がけましょう◎

また髪による摩擦や髪についている菌からの刺激もフェイスラインの肌にダメージを与えます。

そのほか「頬杖をつくクセがある」「ついついフェイスラインを触ってしまう」という方はニキビができやすいと言えるでしょう。

洗顔料やクレンジングのすすぎ残しもニキビの大きな原因となります。

 

■ホルモンバランスの乱れ

乾燥のほかに、フェイスラインの大人ニキビの主な原因としてホルモンバランスの乱れがあります。

女性がホルモンバランスを崩すと、女性ホルモンより男性ホルモンの量が多くなりがちです。

男性ホルモンは毛穴を収縮させて角栓による詰まりを発生させる作用があり、ニキビの大きな原因となります。

つまり、極端なことを言うとホルモンバランスが整っているかどうかが美肌を保つためには一番重要で、スキンケアはそのアシスト程度の役割なのです(もちろん必要ではあるのですが)。

女性がホルモンバランスを崩す主な原因は月経の影響です。

この期間はどうしてもフェイスラインにニキビができやすくなってしまいますが、月経周期が近づいてきたら規則正しい生活を心がけて、できるだけホルモンバランスを保つことが大切ですね◎

 

2. フェイスラインのニキビの治し方

ホルモンバランスが整っていれば、ニキビの内的な要因は解消されます。

対してスキンケアは外からの刺激に対してバリアを作る役割があります。

そもそも汗をかきづらい部分のため、他の部分に比べると毛穴が発達していません。

そのため、皮脂の分泌が少しでも増えればすぐに毛穴がつまってニキビができてしまいます。それに肌のターンオーバーも遅い部分なためニキビが治りにくく、治ったとしても痕が残りやすいです。

そうした点を踏まえたニキビケアが必要です。

 

■スキンケア

まずはクレンジングや洗顔をきっちりすることが前提です(とはいえ、ゴシゴシ洗っては肌を傷つけてしまいますから、丁寧にしっかりと、という意味です)。

そして直後に必ずしっかりとした保湿をするのが大事です。ニキビケアの商品は、植物由来の保湿成分や肌に潤いを与える成分を配合したものを選びましょう◎

ポイントとして、いつも使っている化粧品なのに時期によって刺激を感じたり肌荒れが起きる場合は、やはりホルモンバランスが影響している可能性が高いです。

月経周期中のホルモンバランスの変化に伴って、肌の状態も変化するからです。その場合は毎日闇雲に同じケアを続けず、肌の状態に合わせて適切なケアを行いましょう♪

こちらの記事では大人ニキビにおすすめの洗顔フォームと、正しい洗顔の方法について紹介していますので、参考にしてください◎

 

■日常生活で気を付けること


出典:https://matome.naver.jp

ニキビができたり、また治る経過を左右するのがホルモンバランスという話をしました。つまり、ホルモンバランスを司る自律神経を整えることが重要になります。

自律神経とは、体を活発に動かす交感神経と、体を休める副交感神経の2つから成り立ち、人はこの二つをうまく交互に機能させることでしっかりと生活することができます。

しかし過度なストレスや睡眠不足で自律神経は乱れてしまいます。

基本的には交感神経ばかりが優位に立ってしまい、テンションがハイのような状態になって、動き回ることができても実際身体は疲労が蓄積しているような状況になります。


出典:http://nikibi-project.com

交感神経によって高まった緊張状態に対し、抗ストレスホルモンが分泌され和らげようとします。

しかしその抗ストレスホルモンは男性ホルモンの分泌も促します。つまり、ホルモンバランスが乱れてニキビの発生や悪化につながるわけです。

交感神経と副交感神経のバランスが保たれていると、ニキビだけでなく心身ともに健康な生活を送ることができます。

ぐっすり眠ることができます。ニキビの改善のためには、高まりがちな交感神経に対して、リラックスを促す副交感神経もしっかりと働かせてあげる必要があります。

身近な方法としては軽いウォーキングやぬるま湯の入浴です。特に就寝の2~3時間前に入浴すると、一度上がった体温が下がる瞬間に副交感神経が働き、程よい眠気をつれてきます。

そのまま眠れば熟睡に繋がります。しかしお風呂の温度が高いと逆に交感神経を高ぶらせてしまうので注意が必要です。

 

■食事方法

ニキビを作らないようにしたり悪化させないようにするには、体の内側からのアプローチも大切です。ニキビの改善効果が高い食品を積極的に摂取しましょう◎

・皮脂分泌を抑える食事


出典:https://vitamin.bod777y.net

ニキビの原因となる皮脂分泌を抑える成分はビタミンB群です!
ビタミンB2を多く含む食材・・・レバー/イワシ/納豆/キノコ類/豚肉など
ビタミンB6を多く含む食材・・・牛レバー/バナナ/マグロ/大豆/卵など

逆に摂取を控えるべきなのが糖分・刺激物・高GI食品。皮脂の過剰分泌につながるからです。

アーモンド・チーズなどは有効成分が多い反面、余分な栄養も多いです。

またコーヒーはカフェインが交感神経を刺激するため、男性ホルモンの分泌を促してしまいます。同じ理由で紅茶も控えたほうが良いです。

 

・女性ホルモンを高める食材


精神を落ちつけたり肌を滑らかにする女性ホルモンのエストロゲン。

そのエストロゲンに似た働きをする、大豆イソフラボンは心強い味方です。また、ナッツ類に含まれるビタミンE も女性ホルモンの分泌をアシストします。

なので豆腐などは積極的に摂取すると良いですね◎

 

■漢方やピルなど内服薬を使う場合

ホルモンバランスの乱れが大人ニキビの大きな原因である以上、そこを改善するのが近道です。

その方法としてピルを使用する方法があります。低用量ピルはエストロゲンとプロゲステロンをバランスよく補給して男性ホルモンの分泌量を抑えてくれます。

体質に合わない人は血栓などの副作用があり、事前に医師としっかり相談したうえでの仕様となりますが、1日1錠飲むだけで即効性が高く、つらい生理痛を回避できるという点でもいいことづくめに思えます。

しかし避妊薬としてのイメージが強く、抵抗がある方も多いかと思われます。

そこで同じような効果があり代用できるのが漢方薬。しかしこちらのデメリットは、時間がピルよりずいぶんかかってしまうことと、飲む頻度も毎食前となってしまうところです。(漢方は食前に飲むと効果がアップすると言われています!)

しかしピルと比べて副作用とされているものがないので、安心度はこちらのほうが高いかもしれません。

ニキビ改善の観点で飲む漢方は、美容皮膚科及びニキビ専門医に処方してもらいましょう。「男性ホルモン抑制に作用する」という点で処方してもらうことは、通常の皮膚科では難しい場合があります。

 

3. 身体の内側からニキビ予防・改善する飲み薬

■錠剤

【エスエス製薬:(第三類医薬品) ハイチオールBクリア】

肌荒れ・ニキビにアプローチし、キメの整った肌へと導く第3類医薬品です。

肌代謝を助けるアミノ酸やLシステイン・ビタミンB群とビタミンCを配合。ターンオーバーを正常な状態へと整えてくれます。

水分と皮脂のバランスの改善や毛穴詰まりの原因の抑制、コラーゲンの生成サポートなど豊かな効果があります。

 

【LION:ペアA錠】

ターンオーバーを整える効果のあるビタミンB群とLシステインはもちろん、ニキビを改善効果のある生薬ヨクイニンを配合しています。

老廃物の排出も助けるので、スムーズに内側から身体をキレイしていく手助けとなりますよ。

【エーザイ:チョコラBBプラス】

疲労時に効果的なビタミン剤であるこの商品は、代謝や皮膚の症状の改善においても効果を発揮してくれます。

特に活性型ビタミンB2であるフラビンモノヌクレオチドを使用しているのがこの商品のポイント。肌荒れする身体にエネルギーを与えながら肌を健康な状態へと導きます!

■市販の漢方薬

【クラシエ:十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)】

 

【ツムラ:加味逍遥散(かみしょうようさん)】

加味逍遥散は、ニキビ改善にダイレクトに効くというよりは、女性ホルモン改善効果のある漢方です。

女性ホルモンの乱れによる肌荒れに対して効果を発揮してくれると言えるでしょう。

3. フェイスラインのニキビ改善のためのスキンケア

 

■洗顔フォーム

大人ニキビは、ニキビ予備軍である毛穴の奥に詰まった汚れを落とすこと、そして洗浄しすぎて必要な油分まで落とさないことが大切です。

なので、洗浄力は程々に保湿力も備えた洗顔フォームを使うのがオススメです!

【キュレル:皮脂トラブルケア 泡洗顔料】

低刺激処方でありながらしっかりと余分な皮脂を落とすことができる王道の一品。

泡で出るポンプ式なので泡立てる手間も省けるところも人気の秘密♪

 

【草花木果:泡のスキンケア洗顔】

洗顔なのにうるおい成分まで奪わず、汚れだけを落とすことができる洗顔泡。植物由来の低刺激なアミノ酸系洗浄成分でやさしく洗えます。

また天然香料100%のゆずの香りが爽やかです◎

【ノブ:ACアクティブ ウォッシングフォーム】

角質ケアのためのサリチル酸、抗炎症のためのグリチルリチン酸2Kという、大人ニキビに効果的な成分が入っています。

マイルドピーリング処方でもあり、古い角質をやさしく取り除いてくれます。

【ファンケル:アクネケア洗顔クリーム】

きめ細かいクリーミーな泡でうるおいを守りバリア機能を高める薬用アクネケア洗顔クリーム。

ニキビの発生原因である毛穴の皮脂や汚れをすっきりと除去して、大人ニキビを予防します!

[dfads params=’groups=454&limit=1&orderby=random’]

 

■化粧水

【ビーグレン:クレイローション】

うるおいの膜をつくりだす天然クレイが特徴。さらにヒアルロン酸やカミツレエキス・オウゴンエキスなどの美容成分も配合。

やさしい「とろみ」のあるテクスチャーが肌にスッとなじみます。

 

【オルビス:薬用クリアローション】

荒れにくい肌作りを促す柴根エキスと、ニキビ炎症をケアするグリチルリチン酸ジカリウム配合。

乾燥肌~普通肌用のしっとりタイプを使うのが良いでしょう。余分なオイルを元からカットしてある点も大人ニキビ対策にはピッタリです♪

 

【ナチュリエ:ハトムギ化粧水 スキンコンディショナー】

プチプラで500mlと大容量ながらそのしっかりした効果から絶大な人気を誇る一品。

保湿成分のハトムギエキスがなんといっても特徴。グリチルリチン酸による抗炎症作用ももちろんありますよ♪

 

【クラシエ:肌美精 大人のニキビ対策 薬用美白化粧水】


殺菌作用のイソプロピルメチルフェノールと美白成分ビタミンC誘導体が特徴。

大人ニキビや肌荒れが起こりにくい肌へアプローチします。さっぱりした使い心地も人気です。

5.まとめ

フェイスラインにできるニキビは、大人ニキビであり、その原因は思春期ニキビとは大きく異なります。

20代を迎えたばかりの方だと、どちらのニキビか難しいところもありますが、それまでのスキンケアがうまくいかなくなったのなら大人ニキビの始まりかもしれません。

大人ニキビは乾燥が元で始まりますし、その肌の乾燥もさらに言えば生活環境やストレスから来る自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れによって起こります。

こまめなスキンケアと同時に、ホルモンバランスや生活改善に目を向けて、身体の内側からニキビが生まれにくい体質を作っていきましょう◎

ライター:松村