冬の乾燥に負けないうるおったお肌に必要な成分と言えば、何が思い浮かびますか?コラーゲン・ヒアルロン酸…という回答がたくさん聞こえてきそうですが、大切な成分忘れています…。そう!「セラミド」です!最近ではセラミド化粧水やセラミド美容液など、「セラミド」の配合にこだわった化粧品も数多く出てきていますね。そこで今回は「セラミド」に注目してなぜ必要なのか?どの化粧水を使ったらいいのか?を調べてみました。
この記事を読んでわかること
・セラミドの種類一覧
・セラミドを増やす方法
・おすすめセラミド化粧水
読むのに必要な時間は約 8 分です。
1.セラミドとは?
そもそも「セラミド」が何なのかご存知ない方も多いのではないでしょうか?まずは「セラミド」がどこにあり、どんな役割を果たしているのかご紹介していきます。

出典:https://www.kao.co.jp/curel/
お肌は肌表面から『表皮・真皮・皮下組織』の順になっています。その表皮部分は角層が何層も重なってできているのが特徴です。その何層にも重なっている角層細胞どうしの隙間を埋めて、細胞や水分をつなぎとめる役割を果たしているのが「セラミド」です。
「セラミド」は細胞間脂質のひとつで、役割はお肌表面の水分を蓄えて保湿することと細胞の間を埋めることで外部刺激から肌の内部を守ることです。数種類ある細胞間脂質の中でもセラミドは半分を占めるので、とても重要な成分なのです!
また、「セラミド」がなくなってしまうと、お肌表面で乾燥などの外部刺激と戦ってくれる成分がなくなるので、肌荒れを起こしたり、カサつくお肌になってたりしてしまいます。
2.セラミドの種類
「セラミド」とひとまとめにされていますが、じつは「セラミド」にも種類があるのです。
まずは肌にある「セラミド」の種類と働きについてご紹介します!
【セラミド1】紫外線や摩擦などの外部刺激から肌を守る、バリア機能を助けます
【セラミド2】人の肌に1番多く含まれていて、保湿機能を助ける働きをします
【セラミド3】保湿機能+しわを軽減する作用があります
【セラミド4・5】角質で脂質バリア層を作ってくれます
【セラミド6】ターンオーバーの促進・しわ軽減・水分保持の機能を持っています
【セラミド7】細胞をコントロールすることができ、皮膚にある菌のバランスを整えます
他にも多くの種類がありますが、まだ研究でわかっていないものもあります。つぎに、化粧品に含まれている「セラミド」の種類についてご紹介します!
【植物性セラミド】
『植物性セラミド』と表示されているセラミドで、大豆・こんにゃく・米などの植物が由来です。その中でもコンニャクセラミドがアレルゲンになりにくく、安い価格で大量に生産できるので注目されています。
【天然セラミド】
『ビオセラミド』『セレブロシド』と表示されている動物由来のセラミドで、セラミド1~7を全部含み肌に浸透しやすいのが特徴です。継続して使うことでセラミドの生産量を増やしてくれる効果も期待できますが、値段が高いのがデメリットです。
【バイオセラミド】
『セラミド2』『セラミド3』と表示されているセラミドで、酵母からお肌のセラミドを真似て作られています。ヒト型セラミドとも言われており、構造が肌のセラミドと同じなので浸透力があり保湿力も抜群です。安くて安心できるのも◎。
【合成セラミド】
『セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド』などと表示される、セラミドに似ている物質を化学的に合成したものです。似たようなものなので、セラミドではないので価格が1番安いのが特徴です。
「セラミド」にもたくさんの種類があることは知らなかった方が多いかと思います。化粧品に含まれているセラミドにも種類があるので、どの種類のセラミドが配合されているのかチェックしながら化粧品を選んでみてください♪
3.セラミドを増やす方法
「セラミド」は美肌のために必要不可欠でありますが、セラミドはどのようにしてお肌に補給する方法があるのでしょうか?
■お肌に塗る
セラミドが減ってしまったお肌に直接塗って補う方法は1番メジャーな方法ですね!直接お肌に塗るので即効性があります。今はセラミドにこだわった化粧水や美容液がたくさん発売されているので、どんなセラミドが配合されているのか、セラミド以外の成分でお肌に合わないものは配合されていないかを確認して、化粧品を使いましょう!
■セラミドの生成を促す
セラミドは体内で作ることができる成分です。セラミドを増やすためにはお肌のターンオーバーを正常に戻すことが必要です。肌にハリがなくなってきたと感じたらセラミド不足が起こっているので、ターンオーバーが乱れているということです!十分な睡眠や栄養バランスの整った食事など規則正しい生活習慣を心がけましょう。
■食べ物から摂取
セラミドを含んでいる食材を毎日の食事に取り入れることで、セラミドを体の中から補給することもできます!セラミドを多く含む食材はこんにゃく・しらたき・黒豆・小豆・わかめ・ひじき・黒ゴマなどの黒色の食品に多く含まれていると言われています。
セラミドを減らしてしまう危険食品もあるので、後ほど詳しく説明しますね♪
■サプリメント
食べ物からだけでは、セラミドを十分な量摂取できない!という方もいらっしゃるかと思います。そんな方にはサプリメントが強い味方です。サプリメントといえばビタミンやミネラル類が多く発売されているイメージですが、セラミドに特化した商品もたくさん発売されています。サプリメントの場合は1日に摂取すべき量のセラミドが入っているのかを確認するようにしましょう!
(1日に必要な摂取量目安:コメ由来0.6mg以上、トウモロコシ由来2mg以上、コンニャク由来1.8mg以上)
セラミドを増やす方法はたくさんありますが、身体の中からも外からも補ってあげることが1番よいとされています。身体の中から摂取すると顔だけでなく、全身にセラミドの効果を感じることが出来るので、若々しくいられることができますね♪自分の生活習慣にあった方法で、ぜひセラミドを摂取してください!
4.セラミド化粧水おすすめ
ここからはセラミド入りの化粧水をご紹介していきます!プチプラ商品からこだわり商品までいろいろなジャンルの人気商品を集めました。あなたならどの化粧水を選びますか?
【セザンヌ化粧品/スキンコンディショナー高保湿】

プチプラなセラミド化粧水!ヒト型セラミドが配合されていて、そのほかにもヒアルロン酸・コラーゲンが入っているので使用後はお肌がたっぷり潤います。プチプラで大容量なので、顔だけでなく全身に使ってもコスパ抜群◎。化粧水はたくさん使いたい派にはおすすめです!
【デュプレール/セラミド化粧水】

保湿力が高いセラミド2とセラミド3をダブルで配合。プラセンタとコラーゲンも入っているのに価格は1000円以下!こんなに安いと不安だと思うかもしれませんが、この価格はパッケージコストなどを抑えたことによってこの安さを実現!とろみのあるテクスチャーで使った後はしっとり感にきっと満足するはずです♪
【DHC/DHCエラスチン コラーゲン セラミド プラセンタ フレッシュローション】

セラミドの他にも、肌にハリを与えてくれるコラーゲン・エラスチン・プラセンタを一緒に配合。お肌を引き締める効果があるセラミドを配合しているので、使用感はさっぱりとしています。脂性肌の方にはおすすめのセラミド化粧水です。
【リッツ/シェイプモイストローション】

ランキングサイトのセラミド化粧水部門では人気の商品。セラミドは3種類配合されていて成分に文句なし!とろっとしたテクスチャーで保湿力も高く、潤ったお肌が長く続きます。少量でよく伸びるので、コスパも良いのも人気のポイントです◎
【小林製薬/ヒフミドエッセンスローション】

ヒト型セラミドⅡ・セラミドⅠ・セラミドⅢを配合しているので、肌への浸透力が高く、肌のうるおいを守るバリア機能を果たしてくれるので、もちもち肌になれちゃいます。エタノール不使用なので敏感肌の方も安心して使えます◎。購入場所が少ないのが難点ですが、ネットで販売されているので、ネット購入がおすすめです。
【エトヴォス/バイタライジングローション】

肌への浸透力が高いヒト型セラミドを5種類も配合。アルガン幹細胞という美容エキスも配合されていて、とろみのあるテクスチャーのためマッサージをしながら毎日のケアをできちゃいます。年齢肌を感じてきたお肌に使用すると効果に驚いた!という声が多数の化粧水です。
【アヤナス/ローション コンセントレート】

エイジングケアのために作られたスキンケアラインなので、乾燥だけでなく小じわやたるみも一緒にケアできる化粧品です。配合されているセラミドは浸透力を高めるために粒子を小さくナノ化されています。数々の雑誌やランキングサイトで上位になる実力のある化粧水で、口コミも高評価!
【セルピュア/モイスチャーローション】

ドクターズコスメブランドのセルピュア。その化粧水にはヒト型セラミドの3・6・9が配合されていて、うるおい効果が高いことが特徴です。とろみのあるテクスチャーで夜に塗っても朝までうるおっています!エイジングケアもできるよう、イソフラボンやアルブチンも配合されているので、30代以上の大人女性に人気の商品です。
【米肌/肌潤化粧水】

肌がセラミドを作る量を増やすことができる成分『ライスパワーエキスNo11』を配合。セラミド生成を促しながら、保湿成分のトレハロースやグリセリンを配合しているので乾燥知らずなお肌になれます。使い続けることで毛穴の開きも改善されるので、すっぴん肌に自信がつくこと間違いなし!
【イデアアクト/プラチナVCローション】

配合されているヒト型セラミドは5種類!さらに植物セラミドも配合されているので肌悩みへのアプローチ力が高いです。そのほかに配合されている成分が、プラセンタ・ビタミンC誘導体・アルブチンなど…30代から感じ始める肌の悩みのほとんどを改善してくれる成分ばかりです!敏感肌の方も安心して使えるよう、肌ダメージを最小限に抑えているのもポイントです◎。
配合されているセラミドの種類や配合されている数、セラミド以外に配合されている成分に違いがあるので、自分の改善したい悩みにあった化粧水を取り入れていきましょう!
5.その他:セラミド配合商品
先ほどご紹介した『化粧水』以外にも、セラミドが含まれた化粧品は数種類あります!どんな種類の化粧品にセラミドが含まれているかチェックしていきましょう!
■セラミド配合美容液
美容液は様々な成分が主成分になっていて、セラミド配合美容液はセラミドを主成分にしているため、よりたくさんのセラミドをお肌に与えることができます。
セラミド美容液のみに注力して販売しているメーカーもありますが、セラミド化粧水を発売している会社は、ほとんどが美容液も同シリーズで発売しているので、化粧水のメーカーに合わせて美容液を揃えると、より効果的です◎
【金澤コスメティクス/天然セラミド配合美容液 セラミド20】

金澤コスメティクスで作られているセラミドシリーズは、セラミド類の中でも希少価値の高い、高価な動物性天然ウマ由来のセラミドを使用しています!動物性なので人肌への肌なじみが良い!と好評です◎セラミドもナノ化されているので、浸透力も問題なし!いつもの基礎化粧品に足してほしい商品です♪
■セラミド配合保湿クリーム
セラミドは水に溶けにくいという性質があるので、化粧水では配合濃度が低くなってしまいます。しかしクリームの場合水分量が少ないので、セラミドが溶けやすく高濃度なクリームを作ることができます。そのため、化粧水と一緒にクリームも毎日の基礎化粧に追加することがおすすめです!
また、化粧水はいつも使っているものから変えたくない!という方もクリームを追加するだけでセラミドを補給できるのも嬉しいポイントです!
【エトヴォス/モイスチャライジングクリーム】

化粧水部門でも紹介したエトヴォス。クリームにもたっぷりのセラミドが配合されています!5種類のヒト型セラミドが入っていて、それにプラスヒアルロン酸や天然保湿因子などの保湿成分もたくさん配合されているので、保湿効果に文句なし!さらにシアバターで油分チャージもでき、4種類のビタミン・9種類の植物エキスでエイジングケアも可能◎至れり尽くせりのクリーム、1度使うと病みつきになります!
■セラミド配合オールインワンジェル
オールインワンジェルはその名の通り、その商品1つで基本的なスキンケアが完了してしまう優れもの!商品により効果・成分は異なりますが、化粧水・乳液・美容液・美白ケア・パック効果・エイジングケアなど、たくさんの効果が期待できるものもあります!
毎日の家事や育児に忙しくて美容の時間が…という方にはピッタリの商品です♪
【ドクタープログラム/トリニティーライン ジェルクリーム プレミアム】

こちらのオールインワンジェルは、全成分のうち95%が美容成分で出来ている嬉しい商品!美容成分にもちろんセラミドも含まれています。セラミドはヒト型セラミドなので浸透力も抜群!
美容成分たっぷりで濃厚なだけではなく、浸透力を高めるために2つの名のカプセルを使用しているとのこと。そのおかげで、角層細胞の隙間を通り抜けで必要な場所に成分が届くようになっています♡これ1つで大満足すること間違いなし!な1品です。
■セラミド配合ハンドクリーム
実は年齢を感じやすい手。水に触れたり刺激を受けたりと手は荒れがちですよね…。いつも使っているハンドクリームにもセラミド配合の商品があります!ただクリームを塗るではなく、浸透力があり肌のハリを取り戻すことが出来ちゃうセラミド配合のハンドクリームにあなたも変えてみては…!?
【ロコベース/リペアクリーム】

低刺激性のロコベース商品。テクスチャーは固めですが保湿力が非常に高い商品です。セラミド3が配合されていて角質層までしっかり浸透するのでお肌のバリアはバッチリ!さらにシアバターも配合されているので、うるおう手になることが出来ちゃいます♡
チューブタイプは持ち運びにも便利なので、いつでも使うことができます◎
6.セラミドの含まれている食べ物
セラミドはサプリメントから簡単に摂取は出来ますが、飲むのを忘れてしまう…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?体の内側からセラミドを摂取するためには食事から摂取することもできます!普段の食事からセラミドを摂取することで、サプリメントでは補えないセラミドも補給することが出来るので、セラミドが入っている食材はぜひ覚えておきましょう!
【食材】
コンニャク/しらたき/黒豆/小豆/黒ゴマ/ひじき/わかめ/そば/ごぼう/お米
【飲み物】
コーヒー/紅茶/牛乳
【調味料】
黒コショウ
特にこんにゃくは優秀食品!セラミドのサプリメントの中には、コンニャク芋が原料になっているものが多いほどです。
また、セラミドを含まない食品でもセラミドが合成するのを妨げる活性酸素を除去してくれる力のあるほうれん草やトマトなどの緑黄色野菜や、セラミドをお肌まで効率良く運搬できるよう血流をよくしてくれるタマネギやキャベツなどの白色野菜もすすんで摂りたい食品です!
また、併せて気を付けなければならないのが、セラミドを減らしてしまう食品です!
ひまわり油/マーガリン/ベニバナ油/インスタント食品/揚げ物
これらには「リノール酸」という成分が含まれていて、過剰に摂取してしまうと細胞を包み込みセラミドを減少させてしまいます。危険食品はほぼ油物です。つまり油を摂取しすぎてしまうとセラミドを減少させてしまうということにつながってしまいます。
バランスの良い食事を心がけて、セラミドを減らさない生活を行いましょう!
7.まとめ
今回はお肌のハリやツヤを維持するには欠かせない「セラミド」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?寒くなってきたこの季節…室内も外の風も乾燥しているのでどんどんお肌の潤いが奪われてしまっています。セラミドケアは今の化粧品が使い終わってからと考えていると、カサカサお肌になってしまっている可能性もあります!いつもの基礎化粧にプラスαでご紹介したセラミド品を取り入れたり、サプリメントを飲んでみたり、毎日の食品に気を付けてみたりと工夫をして、この冬は乾燥知らずなお肌を手に入れましょう♡