【サロン品質からプチプラまで】タイプ別コンディショナーおすすめ19選

この記事を読んでわかること
・コンディショナーの知識から種類と選び方
・タイプ別おすすめコンディショナー19選
・コンディショナーの上手な使い方

.おすすめのコンディショナーはありますか?そもそもコンディショナーを選ぶ基準はどこでしょう。コンディショナーの選び方はアミノ酸かオイル系か、またシリコンかノンシリコンか分かれ、人それぞれの目的で変わります。今回は、サロンで販売される高品質な物からドラッグストアなど市販で買えるプチプラの物までおすすめのコンディショナーを紹介します。

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1. コンディショナーの基礎知識

■コンディショナーは毛髪を保護するもの


出典:https://arine.jp/

今更かもしれませんが、基本的なところをおさらいしましょう!皆さんがお風呂に入るときに、シャンプーで髪の毛を洗った後にコンディショナー(及びリンス)を使っていると思いますが、それは実際のところ何をしているのか知らない人もいるかと思います。

シャンプーは頭皮の余分な皮脂を落とす作業です。その際、毛髪のバリアとなっている部分であるキューティクルが水分を吸うことで開きます(つまり、毛髪が無防備な状態になります)。

この無防備な状態の毛髪にうるおいを与えて保湿し、かつ髪の表面を保護(コーティング)して滑らかにする作業がコンディショナー(リンス)の役目です。

キューティクルをはじめとする、髪の構造については更に詳しくこの記事の最初の方で紹介していますので、しっかりと知りたい方は是非ご覧ください◎↓

おすすめヘアケア用品を種類別で紹介◎キューティクルを守って髪美人♪

■コンディショナーとトリートメントの違い


出典:http://www.lilys-hair.com/

先ほど、コンディショナーは髪の「表面」をケアするものだと書きました。それに対しトリートメントは髪の「内部」をケアすることを重視したものです。髪の傷みだけでなく、質感のコントロールにもアプローチします。

加えてトリートメントは、あくまでちょっとした付属効果ではありますが、「表面」をケアする効果も持ち合わせています。もちろん表面のケアに特化したコンディショナーほどの効果はありませので、コンディショナーを合わせて使うと更に+αの効果がありますが、トリートメントをした日はコンディショナーまで使わなくても十分かもしれません。

■コンディショナーとリンスの違い


出典:https://itchy-ddy.net/archives/529

これに関しては私も長年疑問だった時期があります(笑)結論を大まかに言えば、「リンスとコンディショナーは同じもの」として扱って良いですし、統一して「コンディショナー」と呼んでいるメーカーが今は多いです。

ではなぜ、二つの呼び方があるのか…先ほどの結論を正確な言い方に近づけるなら、「コンディショナーはリンスの進化型」ということになります。

一昔前、リンスは髪についたアルカリ性を中和する目的のものでした。それが現在はシャンプーが進化したことに伴って、リンスも「髪のコンディションそのものにアプローチして整えるもの」へと変化しました。それに伴って「コンディショナー」という呼ばれ方に変わり、浸透していったのです。

現在もリンスという定義は存在していて、「毛髪のごわつきを抑えて櫛の通りを滑らかにして、静電気の発生を抑えて毛髪の保護をする」という効果を目指したものになっています。

それに対してコンディショナーは、リンスのその定義に加えて保湿成分やミネラルが含まれているため、先ほど書いたように「リンスの進化型」と言える存在なのです。

2. コンディショナーの種類と選び方

コンディショナーは大きく2つの系統に種類が分かれます。それが今から紹介するアミノ酸系とオイル系です。また、よく耳にすることが多い「シリコン・ノンシリコン」についても解説します。

■ベタつきがちな人にアミノ酸系コンディショナー


出典:https://www.menshealth-tokyo.com/

アミノ酸、つまり「たんぱく質成分」なので、髪や頭皮を構成してる成分と同じもので出来たコンディショナーです。髪への刺激が少なく、髪に良く馴染みます。さらっとした使用感は、髪のべたつきが気になるという人に特におすすめです。

地肌にも優しいので、地肌に塗ってしまったり、多少すすぎ残しをしてしまった場合も大きく心配する必要がありません。敏感肌でかぶれやすい人やアレルギー体質の人、頭皮の乾燥でフケが気になっているという人にも適しています。

■パサつきがちな人にオイル系コンディショナー

髪が乾燥してパサつきやすいという人にはこちらのコンディショナーがおすすめです。傷んでうるおいを失った髪に油分を与えて髪を補修するとともに、髪の表面をコーティングする効果もあり、髪を保湿してドライヤーの熱からも髪を保護してくれます。

仕上がりはしっとりした質感、広がりやすい髪をキレイにまとめてくれます。また、オイルには種類があります。アルガンオイルやホホバオイル、シアバターなど、上質の植物性オイル配合の製品がとくにおすすめです。

ヘア用ではありませんが、以前オイルの種類については記事をまとめましたので、より詳しく知りたい方はご参考までにこちらをご覧ください↓

ボディオイルを使ったマッサージの正しい方法!オイルの選び方も伝授◎

■シリコンとノンシリコン


出典:http://xn--mckoll4h3eqc8ccd4g.xyz/

シリコンとは髪をコーティングする成分のことです。外的刺激から髪を守ってさらさらに保つ効果があります。キューティクルの剥がれや切毛の予防にもなり、髪の手ざわりを良くする効果も期待できます。

こう見ると、髪のケアにおいてシリコンは良いことだらけですね!

ではなぜノンシリコンが存在するのか、そして「ノンシリコンが良い」という声があるのか不思議になります。それに「シリコン」って聞くと、なんだか身体に悪そうなイメージもありますよね。

でも大まかに見て、髪のケアという面においては「シリコンに悪い点はない」と言って良いです。シリコンは「表面」をコーティングするものである以上、身体に悪影響はありません。唯一問題があるとしても、しっかり吸着する分落ちにくく、すすぎ残しが頭皮のダメージになることがある、というくらいでしょうか。

出典:https://slidesplayer.net/slide/11277037/

その問題を解決するのがノンシリコンです。サラッと流れ落ちるのですすぎ残しがなく、頭皮にダメージがありません。頭皮に優しいので、髪の毛のボリュームを高めたり、傷んだ頭皮を労わりたいという人は、シリコンよりもノンシリコンが合っています。

ただ、シリコンのように毛髪のコーティング成分がないノンシリコンは、ダメージヘアの人が使うと更に傷みが進んでしまう可能性があります。つまり「頭皮」か「毛髪」か、どちらを優先するかがシリコン・ノンシリコンを選ぶ分かれ目です。

ただ、シリコンを使ったとしてもしっかりと流して落とせば、頭皮にさほどダメージありません。頭皮にあまり問題がなく、毛髪のケアを優先したい人はシリコンのコンディショナーを使っておいて問題ないでしょう。

そして、そもそもコンディショナーにおいては、ほとんどの商品にシリコンが入っています。髪を保護するコーティングする成分はシリコンに値する成分が使われることが多いからです。サロン用の高品質なコンディショナーは、自然由来の成分でコーティングしているためノンシリコンの商品もあります。その分値段もお高く、コンディショナーというよりほぼほぼ「トリートメント」として扱われていることが多いです。この後の商品紹介の項目では、少し珍しいノンシリコンのコンディショナーも多数紹介しています!

■コンディショナーの選び方

・サロン用か市販用か

サロン用の商品って市販のものに比べて高いですよね…!しかしその価格の差の分だけ優れた商品なのは確かです。というのも、市販品はコストを抑えるため、合成界面活性剤などの地肌や髪への刺激強い成分を配合していることが多いのです。それに対し、サロン用はコストがかかる分だけ、良質で肌に優しい成分を配合しているのです。

また、コンディショナーは本来「髪の外をコーティングして保護する」能力に特化したものですが、サロン用のコンディショナーはほぼほぼトリートメントと同じく、「髪を内部から補修する」成分も沢山含まれていて、コンディショナーとトリートメントの境目は曖昧と言えます。大まかに言えば、サロン用の高級商品に「コンディショナーはない」と言っても良いかもしれません。

もちろん、市販の低価格に抑えられたコンディショナーでも十分効果を発揮するものはありますし、合うか合わないかは人それぞれ。一概にサロン用が良いとも限りません。あくまで選ぶうえでの一つの基準にしてみてはいかがでしょうか。

 

・シャンプーとの相性


出典:http://www.lamer-shop.com/

コンディショナーは当然同じメーカーのシャンプーとセットが前提で開発されています。香りの面においても、洗浄力と保護力という面でも相性の良さは大切ですので、やはり同じ商品名シャンプーとコンディショナーを使うのが望ましいです。

・気を付けるべき成分

コスト削減のために刺激が強い成分が入っていることがあります、以下の成分が配合されているかどうか気を付けつつ、なるべく安心でやさしい植物性エキス由来のオーガニックコンディショナーがおすすめです◎

気を付けなければいけない成分

ステアリルアルコール
ジブロピレングリコール(DPG)
乳酸
グリコール酸
フェノキシエタノール
トルエンスルホン酸
エタノール
BG
香料

3.種類別おすすめのコンディショナー19選

ここからはおすすめのコンディショナーを紹介します♪アミノ酸タイプのコンディショナー7選・オイル系のタイプのコンディショナー7選・プチプラの市販コンディショナー5選、人気の高い商品を集めました。シリコンかノンシリコンかも表記していますので、是非参考にしてください◎

■アミノ酸系コンディショナーのおすすめ7選

【モーガンズ/ヘアコンディショナー(モイスト&フォレスト)】

 

ノンシリコン/しっとりと落ち着いた仕上がり

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20種類以上の天然アミノ酸を含み、天然植物由来成分と合わさって傷んだ髪を内部からも補修する効果あり。アミノ酸タイプの商品として紹介しましたが、バオバブ種子油など、不飽和脂肪酸やビタミン群を持つ豊富なオイル成分も配合されています。イランイランと柑橘系の香りもうまく混ざり、爽やかな香りです。


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【ルベル/イオ メルトリペア トリートメント 】

シリコン/さらさらとした仕上がり

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水の次にハチミツ成分が多いのが特徴のヘアトリートメント。ハチミツは優れた天然の保湿成分。殺菌作用もあり、頭皮のコンディションを整える力もある商品です。またこの商品に含まれているシリコンはシクロペンタシロキサンという揮発性のものなので、髪に残留しにくいです。

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【ポーラ/グローイングショット グラマラスケ.ア コンディショナー】

シリコン/ふんわりした仕上がり

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14種類のアミノ酸や5種類のセラミドからなる毛髪補修成分や、根元からふんわり立ち上がるハリコシアップポリマー。さらにポーラ独自の美容成分で鮮やかな黒髪を維持することを目的とした商品です。

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【アラヴォーテルルネッサンス/プリミエ コンディショナー】

ノンシリコン/サラっとした仕上がり

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水分・脂質・たんぱく質のバランスにこだわった使用。水鳥の羽毛から抽出された加水分解ケラチンが含まれています。これはたんぱく質の一種で、ダメージを受けた髪に吸着して、流出したたんぱく質を補って髪にコシやツヤを与えてくれます。

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【アンナトゥモール/ナチュラルコンディショナー】

ノンシリコン/なめらかな仕上がり

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髪と地肌にうるおいを与える真珠母貝エキス配合。くしどおりが滑らかになる仕上がりが評判です。ホホバ種子油・スクワランなどのオイル成分、ヒアルロン酸などの保湿成分もブレンド。化学合成物質の防腐剤不使用の、天然ハーブ素材で安心感があります。

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【アヴェダ/リストラクチュアリング コンディショナー】

ノンシリコン/しっとりした仕上がり

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植物ベースのコンディショニング成分が髪にうるおいを与え、しっとりした仕上がりになります。オーガニック認定のイランイラン・マンダリン・ベルガモットなどのアロマブレンドで、心を落ち着かせます。

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【シュワルツコフ/サロンオンリーコンディショナー】

 

ノンシリコン/しっとりした仕上がり

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毛髪補修成分ケラチンPPTと塩基性アミノ酸による痛みの補修と、高純度ヒアルロン酸による保湿が特徴です。サロンにおいても特に「カラー剤やパーマ剤」といった頭皮にダメージを残す成分をしっかりと落とす目的で使われるようです。

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■オイル系コンディショナーのおすすめ7選

【ヴェレダ/ヘアコンディショナー】

ノンシリコン/しっとりした仕上がり

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石油系界面活性剤などを使わず、高品質な天然由来成分のすぐれた保湿力が魅力の商品。ホホバ種子オイル・有機ココナッツオイル・有機シア脂によって髪に優しい補修力。コーティングを果たすというコンディショナーの目的においては心強い一品。

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【ロクシタン/ファイブハーブス ナリッシング コンディショナー】

ノンシリコン/なめらかな仕上がり

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ハードダメージヘアにオリーブオイルと5つのハーブの成分。美髪成分を補給して傷んだ髪の芯まで浸透、ツヤとしなやかさを与えます。

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【ジョンマスターオーガニック/L&Aインテンシブコンディショナー(ラベンダーアボガド)】

シリコン/しっとりした仕上がり

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アボカド油をはじめ12種類の植物由来成分を配合した一品。オーガニック商品とは思えないサラサラとしたまとまりのある髪に仕上がるところが人気の秘密◎リッチな甘さを感じさせながら自然な匂いで、ドライヤーのときも自分から香る髪にうっとりするとの声も♪

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【テラクオーレ/ダマスクローズ バウンスグロウコンディショナー】

ノンシリコン/なめらかな仕上がり

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優雅なダマスクローズに、さわやかで甘いセンチフォリアローズがブレンドされた、高貴でみずみずしい女性らしさあふれる香りのコンディショナー。ハリやコシを与えてくれる髪のエイジングケアを目的として、オーガニックプロテインがキューティクルをなめらかに整え、植物由来のオイルのエモリエント効果で指通りを良くします。

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【バイタリズム/スカルプケアコンディショナー For Women】

ノンシリコン/しっとりした仕上がり

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テレビにも多数出演されている表参道スキンクリニックの友利新さんが開発プロデビューサーを務めるVITALISM。髪や頭皮を乾燥ダメージから守る保湿成分、シアバター、椿油配合。乾かした後もしっとりしたなめらかさが続き、毛先までうるおいを残します。

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【ロレアルパリ:エクストラオーディナリー オイル ラクレム ラヴォン】

ノンシリコン/しっとりした仕上がり

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シャンプーを使わず泡なしクリームで洗うという海外セレブから火が付きつつある「ノーシャンプー」という考え方。ロレアルパリからそのノーシャンプーを見据えた商品が誕生しています。3種のプレミアムオイル配合のオールインワンケアなので、これ一つでクレンジング(シャンプーと同じような使用方法ですが、よりやさしく洗う感覚)・コンディショナー・トリートメントの3つの行程を済ませることができます。

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【松山油脂/リーフ&ボタニクス コンディショナー ラベンダー】

ノンシリコン/ふんわりとした仕上がり

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アミノ酸系保湿成分と植物性エモリエント成分のマカダミアナッツ油とホホバ油を配合。パーマやカラーリングなどによる乾燥やパサつきをケア、キューティクルの内部に潤いを与えて、ふんわりとまとまる髪に仕上がります。

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■市販のプチプラおすすめコンディショナー5選

【パンテーン/モイストスムースケア デイリー補修トリートメント】

シリコン/サラサラした仕上がり

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髪の広がりや、パサつきが気になる人のための王道のケア商品。サロンエキスパート監修のモイスチャーバランスプロビタミン処方で、芯まで潤ったサラサラ髪へ♪

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【クラシエ/ディアボーテ オイルコンディショナー リッチ&リペア】

ノンシリコン/サラサラとした仕上がり

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プレミアムヒマワリオイルEX配合で脂質と水分をキープし、ダメージ補修や広がりを抑制します。髪のうねりを目立たなくするうねりコントロール処方、傷んだ部分を集中補修するダメージセンサー機能。心地よいエレガントフローラルの香りが魅力。

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【クラシエ/いち髪 なめらかスムースケアコンディショナー】

ノンシリコン/しっとりした仕上がり

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日本人のための和草のチカラで補修&予防する美髪ケアシリーズ。赤米エキスやツバキエキスなどの10種類以上の日本特有の「純・和草プレミアムエキス」を配合。さらにキューティクルをしっかり閉じる「キューティクルスムース処方」に硫酸系界面活性剤不使用の「サルフェートフリー」。プチプラなのが信じられないとの声も!

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【ラックス/スーパーリッチシャイン ストレート&ビューティーコンディショナー】

シリコン/ふんわりした仕上がり

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言わずと知れたブランドの、ストレートヘアーを実現するための商品です。保湿成分であるケラチンプロテインをはじめ、うねりをケアしストレートヘアにするための成分が豊富。

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【花王/メリット ピュアン アクティブ&スマイル コンディショナー】

ノンシリコン/サラサラとした仕上がり

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長持ちアロマ配合でふんわりと香るのが特徴。香りはワイルドローズとクローバーで、元来のメリットとのイメージは少し違う印象を与えます。同シリーズのシャンプーだけ使用すると、ギシギシと軋んでしまうのが、このコンディショナーを合わせて使うとしっかり修復されてツルツルになるという声が多数!男性でも使えるという声もよく聞かれます。

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4. コンディショナーの上手な使い方

コンディショナーを使う時により丁寧に使えば効果倍増です!コンディショナーの目的はシャンプーで洗ってキューティクルが開いた状態の髪をコーティングして保護すること。従って、まずはシャンプーで髪の汚れを落とした状態が前提です。

■コンディショナーを使う順序

・シャンプーの際に髪に付着した水気をなるべく切る

束を軽く握るようにして、水気をきります。これは水分が混じるとコンディショナーが薄まり、本来の力が弱まってしまうのを防ぐためです。

.・適量を取って、毛先を中心になじませていく
適量はセミロングの人で2㎝ほどの長さで手のひらにつける感覚です。多すぎてもすすぎ残しにつながるので止めておきましょう。先ほど手のひらにつけたコンディショナーを毛先から順になじませていきます。根元付近はダメージが少ないので最後の方にやります。手ぐしで全体にいきわたるようにしましょう。

そしてくれぐれも地肌にトリートメントをつけてはいけません!繰り返しになりますが、トリートメントは髪のコーティングをするためのものであって、髪を育てたりする栄養素はありません。むしろ地肌にとってはダメージになるのでなるべく着けてはいけません。

.・コンディショナーは長い時間付けていても意味はない

トリートメントは髪の内部に浸透させてダメージを補修するためのものなので、長い時間放置して浸透させることに意味があります。しかしコンディショナーには基本的に「髪を補修する」効力はありませんし、コンディショナーの主な目的である「髪をコーティングする」ために時間は必要なく、長い時間放置しても効果は高まりません。

トリートメントのようなダメージ補修成分が含まれたコンディショナーも販売されているので、そのコンディショナーは時間を置くメリットもあります。

.・トリートメントをコンディショナーと合わせて使う場合の順序


出典:https://wowma.jp/

トリートメントを使う際は、コンディショナーの効果も少し含んでいることが多いので、合わせて使わなくても良いと書きましたが、もちろん合わせて使うと効果は強まります!トリートメントは髪の内部の補修に特化していて、コンディショナーは外のバリアを作るのに特化していて、それぞれをバランスよく補うことができます◎

その場合、使う順序は以下を守りましょう。

シャンプー→トリートメント→コンディショナー(リンス)

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先にコンディショナーを使ってしまうと、髪がバリアされてしまう形になるので、トリートメントの有効成分が髪の内部に届かなくなってしまうからです。くれぐれも先にコンディショナーをつけないようにしましょう◎

.・コンディショナーのすすぎ方

コンディショナーを落とすためにはしっかりとすすぐ必要があります。もちろんゴシゴシと激しく流してしまっては、髪を摩擦してしまって意味がありません。しかし繰り返しになりますが、コンディショナーのすすぎ残しは頭皮にダメージです。

感覚としてはぬるつきがなくなりサラサラした感触になるまで。そして自分が「もうよいかな」と感じたそこから更に10秒ほど流すぐらいで構いません。

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■ドライヤーの方法

どれだけ丁寧にコンディショナーを使っていても、最後のドライヤーの乾かし方を間違っていたら元も子もありません。中途半端な乾き方ではコンディショナーの効果を活かせず、髪の毛のボリュームが落ちてしまいます。髪を生き生きさせるためには、コンディショナーを活かしたドライヤーのかけ方が必要になります。

コンディショナーを活かすためのドライヤーのかけ方の最大のポイントは、根元をしっかり乾かすことです。意識していないと、髪の表面ばかり乾かしてしまっているパターンが多く、頭髪全体を乾かし終えるころには先端ばかりが乾燥してパサパサ、頭皮は乾いていないということがよくあります。

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出典:https://otonasalone.jp/

このような乾かし方はコンディショナーで与えた潤いやコーティングを台無しにしています。そもそも毛先はすぐ乾くのでそこまで入念にドライヤーする必要がないのです。しかし、根元に焦点をあてて乾かすことを心がければ、髪の毛全体を均等に乾かすことができて、コンディショナーの成分も飛ばすことなく済みます。

さらに詳しくポイントを挙げていくと、根元を中心に乾かす以外にも、冷風を交えてドライヤーすることと、可能であればヘアオイルを使うことです。次の動画はそれらのポイントを含めた、とても効果があると話題のドライヤー講座です。是非参考にしてください!

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1. ブラシを使って毛先に水分を流す

毛先に成分を与えるのが一番重要ですが、毛先ほど傷みがちで浸透しにくいですし、水分と共に流れていき早く乾燥しがちです。逆に、根元部分は余分な水分が残りがち。お風呂上り、ドライヤーの前にまずはブラシを使って、根元から毛先に向かってブラッシングしましょう。髪の根元に残っている水分を毛先の方になるべく流してしまいましょう。

.2. ヘアオイルを使う

ヘアオイルは必須ではありませんが、より豊かなケアを目指すのであれば使っておくのがベターです◎たっぷりとプッシュして、後ろから前にかけて毛先を中心になじませていきます。たっぷりめに使っても構いませんが、べたつきが気になるという方は程々の量が良いでしょう。
ヘアオイルについてはこちらの記事で特集していますので、商品選びの点でも参考にしてください↓

ヘアケア効果抜群”ヘアオイル”って結局どれを選べばいいの?にお答え!

 

3. 温風のドライヤーで前髪とトップを乾かす
前髪は根元をパラパラとさせるように触りながら乾かし、トップはドライヤーを上から当てて水分を下へ流していく感覚で。

.4. サイドも上から下へ流していくようにドライヤーする
トップから降りてきた方向に、左右両方引き続きドライヤーをかけていきます。こうすることで開いていたキューティクルが閉じるようにドライヤーをかけることができます。また極端に毛先を乾かさずに済むので、毛先の乾燥が程よく済みます◎

.5. 程よく乾いてきたら冷風モードで乾かす
キューティクルは温かくなると開き、冷たくなると閉じるという習性を利用します。先ほどまでの流れである程度乾いてきたら、残りは冷風モードで乾かします。こうすることでキューティクルがより引き締まるからです。つまり本音を言えば、最初から冷風で乾かせることができるならそれがベストです。しかしそれでは時間がかかりすぎてしまうので、温風である程度乾かせた後、残りは冷風で乾かせるというのが今回の方法です♪

.6. 再びオイルをつけて冷風のドライヤーで仕上げる
温風で乾かした分、毛先では必要な成分が飛んでしまいダメージを受けやすい状態になっている箇所もあります。再びオイルでケアし、もう殆ど乾いた状態なので残りは冷風だけでしっかりキューティクルを閉じ切ります。

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5.まとめ

今回はコンディショナーの特集ということで、自分に合ったコンディショナーを選んでいただくためにコンディショナーの種類や特徴を掘り下げるとともに、様々な種類のコンディショナーをおすすめさせていただきました◎気になる商品がありましたら、同じメーカーのシャンプーと合わせて使用してみてください。

サロン仕様の商品は値段だけあって絶大な効果がありますが、市販のプチプラ商品も十分な効果があります。大切なのは使用と正しいケア方法を継続していくことです。それだけで随分と髪質は改善され美髪を手に入れることも可能です♪

ライター:松村